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「なぁ、大門のオッサン……アイツって味方でもムカつくのにさ、敵になったら更にムカつくのな」

「うむ……万能型と、あの紅蓮がな」

「どうする?」

「ワシでは止めきれぬ。二階堂に任せても良いか?」

「だよね……あ、相打ちになったら頼むな」

「勝って連れ戻せ。ぬしもそう思っておろう」

「まね。そいじゃ、行きますかね!」

二階堂紅丸は、細身の身体で優雅に一歩を踏み出し、天に向けて右腕を翳す。すれば、空に暗雲が渦巻き、一筋の雷(いかづち)が空気を震わせ紅丸の腕に絡み付く。
白く、とても白くあるそれを手のひらの中へ納め、握り締めた。
一歩、また一歩と長い御足で闊歩し、相手との距離を詰めて間合いを計り、足を止める。
伏せていた蒼の瞳を一度閉じ、呼吸を整えて一気に見開く。そして、美しい金糸の髪をかき上げれば、天に向かい逆立った。

「よお、久しぶりだなぁ……相変わらず美しい御姿で」

「お前もな。久々に誉められて、嬉しいぜ。サンキュー」

「はっ、リップサービスに決まってるだろうが、ばーか」

相も変わらず子供臭い挑発に、何時もと変わりないなと苦笑した紅丸は腕を組み、目の前の黒髪を見詰める。
紅蓮の炎を両腕に纏い、右足を後ろへ引き重心を落とした黒髪は、拳を握り隙を伺う。

「俺様が勝ったら、連れて帰るぞ──京っ!」

「るせぇ! 俺が勝つんだよ! ここで沈め──紅丸っ!」

大地を蹴り上げ、着地に隙のある朧車で間を詰めてきた京を、蹴り技を絡めて落下してくる前に打ち落としてやると紅丸は、居合い蹴りをフェイクで打ち、反動三段蹴りで雷を纏った足先を当てた。
京には擦っただけだったが、隙の生じているところへ足払いを仕掛ける。

「やっぱりダメだったか。じゃ、こっちを食らいやがれっ!」

紅蓮の炎の加護を受ける京は、大蛇薙を放つ為に腕を天へと翳し、炎を纏う。
白の雷の加護を受ける紅丸は、拳を握り雷光拳を放つために気を集中させる。


大地と空を揺るがす技がぶつかり合い、紅丸と京の死闘が繰り広げられようとしていた。




死闘
20170606



紅丸さん、ハピバです?
アプリゲーからのネタですみません(汗)
やっぱり似合うよなぁ格闘、とか思いながら久々に書きました。

紅丸ファンの桜岡なので、紅さんが美しく書けていたら、今回の小話は満足です♪←こらこら。


お付き合い頂き、ありがとうございました!

紅さん、このあと京をぶっ倒して姫抱っこで連れ戻して下さい?←絶対暴れて殴られて、終わりそう(涙)
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