色々と語っております・・・
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――――温かい。
無意識に伸ばした手に、優しい体温が伝わる。
ゆったりとした動きで瞼を開けば、薄闇に浮かぶ桜井さんの姿が見えた。
最初はぼんやりとした、そして徐々に闇に目が慣れてくると、はっきりと瞳に写り込む。
日頃、見ている筈なのに、今はとても恥ずかしいものに感じる、裸の身体。
でも、桜井さんの無防備な寝顔と体温がたくさん欲しくて、恥ずかしさをかなぐり捨てて腕を伸ばして背中に触れる。
もっと重なりあいたくて、鼻先へ、頬へ、唇へ口付けをする。そして肌を晒した胸元へ、顔を埋めて目を閉じる。
耳に響く鼓動が、俺のものよりもゆっくりでいたけれど、同じ時間を過ごしているのが嬉しくて、幸せだった。
桜井さんの体温に包まれて、俺はもう一度、深い眠りに就いた。
今日は、みんなに誕生日を祝って貰って、嬉しくて泣いた日。
そして。
桜井さんと共に過ごし、幸せで泣いた日になった。
「ねむり」
20120614
まあまあ、なんやかんやでアチコチ点在してますが、微妙に続いた成瀬誕生日小話。
ちょい、ネタがね尽きてきたのよ(笑)
強引にしちゃったから、半端になっちゃってスミマセン(T.T)
誕生日「結び」な小話、お付き合いありがとうございました。
成瀬と桜井さん…幸せあれ☆
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