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あなたは、わたしのことをきらいだというけれど、
わたしは、あなたのことをとてもとても、きにいっているのですよ。


それは、あい……ということばで、このうちにあるおもいを、あなたにとどけたいのです。





「さぁ、貴方のそのエキセントリック☆ビューティーな瞳を見せて下さい」

男から見ても細身の刻は、一回りも二回りも大きな平家に背後から腕を回され、身動きが取れなくなっていた。
力任せに抱き締めているのでは無いのだから、刻の力を使えばいとも簡単に逃げ出せる筈だった。しかし、刻の身体に合わせて身を屈めた平家は、彼の耳元で甘く囁く。悪戯に耳朶を軽く食むものだから、刻は駆け抜ける衝動に身体を震わせた。

「う……うっせぇっ!!」
「冷たいですね、刻君は。素敵なヘテロクロミアを見たいだけじゃないですか?」

てめぇの言う事なんか、絶対聞かねぇ――――
どうしても瞳を見たがる平家に頑として拒否をする刻と、その拒絶は可愛らしいものに見え、ますます意地悪をしてしまう平家だった。
つ、と白く透けるような頬を平家は、熱のある指先でひと撫でする。すると刻の肌は、仄かな朱に染まるのだった。そして、顎に手を掛けると後ろへと顔を向けさせる。

「さぁ、瞳を開いて……」

――――その忌みた目で、私を見つめて下さい。
平家によって与えられる衝動に抗えなくなってしまった刻は、ゆらり、睫毛を揺らめかせ緩慢な動きで瞳を開いて行った。




見つめて / 20110113





久々…ってか片手も書いていない平刻(コードブレイカー)

もう、平家先輩…いたいけ?!な刻君なぶってスミマセン(^-^;
なんかこの人なら、この手の感じが行けるのは…変態先輩と呼んでいるからだろうか(笑)



あんまり艶っぽい話を書かない(激烈苦手)ので、たまには…と奮闘してみた。
しかし、仕事帰りのヘロヘロ頭で書いたので、ズタボロだと思いますが…お許しを。


オッドアイ、の表現の方が良いかな身体っても思いましたが、ヘテロクロミアの方が馴染み(ロイエンタール)があったので、今回はこちらで書きました。


短い、ホントに仕事帰りに携帯いじりながら書いた小話ですが、楽しんでいただければ幸です。




ひっそりお題、進行中っす☆
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