い、の小話。コバサワです。

椅子に腰かけている澤村の身体が、前後左右に揺れ動いている。
よほど部活で疲れたか、バイトが忙しいのか定かではないが、夢うつつと顔が語る。


「こんな所で居眠りするなら、さっさと帰って寝ろ」

澤村の肩に手を置き、早く帰らせようと小林は何とかして目を覚まさせようとする。しかし小さな唸り声を発するだけで、愚図っていた。
これは暫く寝かせておいて、眠気が覚めた頃に帰した方が良いのか。
小林は、目の前で揺れ続けている澤村を見、思案する。

「……仕方ない」

溜め息を一つ吐いて、鞄の中から読み掛けの小説を手にした小林は、静かに澤村の横に腰を下ろした。すると揺れていたその身体は、小林の肩へと寄りかかり安定する。
人の体温が心地好いのか澤村は、小林の肩口へ頬を擦り寄せる。
一瞬、どきりとした小林の身体が揺れ、緊張で体温が上がったのを自分自身で感じた。
澤村はと言うと、小林の事など我知らず、穏やかな寝息を立てて熟睡してしまっていた。

「おやすみ……正博」

少し恥ずかしいか、小さな声で滅多呼ばない澤村の名を口にした小林は、起こさないように髪をひと撫でし、手にした小説を開くのだった。




『いす』

20120511




いっつあ、おひるねたいむ～(笑)
ちょっと肩借りて眠っている澤村を見てみたかったのでした…

あ、の小話。コバサワと言いつつ、澤村と成瀬の日常( 笑)

もうすぐ試合だと言うのに澤村は、大事な武器の左手を捻挫してしまった。
たいした痛みではないのだが、スリーポイントシューターが不在となれば得点力が落ちてしまう。
今川に、試合までに絶対に治さなければペナルティーを課すと脅され、普段は言うことを聞かない澤村も大人しくしていた。
そのペナルティーが問題で、苦手で嫌いで大好きな小林とのデートをしろ、と言うものだった。

「伏兵・今ちゃんにしてやられた」

左手をがっちり固定された澤村は、まだ自由の利く右手で頬杖ついて愚痴る。
すると、目の前で喧しくしていた成瀬に、右手をつつかれた。

「ほら、右手まで怪我したらどうするだよっ！！大人しくしてなよ～」

「うっせぇんだよっ！！お前はいちいちっ！！」

「そんな事、言うんだったら……いっそ治らなくて小林さんとデートすりゃ良いじゃん」

「それが嫌だから、仕方なしにお前に世話させてんだろうがよっ！！」

「じゃ、ちょっとは俺の言うこと、聞いてよ……」

「言うこと聞いてるだろうがっ！！飯だってお前に食わせて貰ってよ！！」

「なら、『あーん』って言ったら、口開けてよ。食べ物落としちゃうんだから」

「お前の箸使いが悪いだけだろっ！！」

「……うっ」

世話を焼かせている成瀬が余りにも鈍すぎて、澤村の苛々が沸点を迎える一歩手前まで来ていた。
こんな姿を教室で曝すのは恥ずかしいからと、部室まで昼食をわざわざ食べに移動しに来ている二人。
授業は仕方ないにしろ、極力痛めた左手を使わせないように同じクラスの成瀬に面倒見させていても、当の成瀬がこれではいっそ右手で自力で生活しても良いのだが、鬼の今川の目が光っている内は、言う事を聞かざるを得なかった。

「もう少しなんだから、我慢してよ」

「……かなり我慢してますよ、成瀬くん」

もう眉間に寄せた皺の深いこと、深いこと。
澤村の我慢の限界が、直ぐそこまで迫っているのがひしひしと伝わってくる。
成瀬も、これ以上刺激しないように黙って甲斐甲斐しく世話を焼くのだった。





が。
やっぱり期待を裏切らない成瀬は、その後……
澤村を怒らせてしまい、固定されていた左手を見事に食らったのだった。








「澤村、ペナルティー分かってるね？」

「い……今川先輩、これは成瀬が……」

「問答無用！！誰が最初に怪我したか分かってる？！」

「お、おいっ今川！！俺の意思はどうなるんだ？！」

「そんなの澤村に言いなよ。あれだけ口酸っぱくして言っていたのに！！だから、小林をペナルティーに使ったのに……」

ーーーーそれ口実に、デートしたかったの？！

成瀬を殴った澤村の、左手のテーピングは緩んでしまい、今川はきつく巻き直しながら説教をするのだった。





『あーん』

20120508





暫く続きます。
多分、今、めちゃくちゃハレビモードで…
５０音順に小話書いてみよう、とか昨日風呂場でふと、思い立ってみた(笑)


ちょっとした話なんで、深い事とか全然考えてません…
ヒトコマ漫画程度に思っていただければ幸いです。

今週のダンナ…

久々に本誌で見たような気がする…

何だか右寄りな顔つきがヒッジョーに気になり申した…


ダンナ…
じゃぽのアラガキ氏。

イベント、お疲れ様でした

お天気が途中崩れたようでしたが、会場の中にいたので濡れずに過ごさせていただきました。

今日は、GWの最終日で、インテでのイベントお疲れ様でした！


桜岡さん、相変わらず師匠にべったりくっつき(笑)、お知り合い様の所に突撃、始まった途端に買い物に暴走。
今回は、関東とのイベとの日程に明きが１日しかなかったせいで、関東から西には来られない好きサークル様が多くて、しょんぼりだったんですが、それでも何スペースかの好きサークル様が来られていて、思わず『ありがとうございます！』と泣きついちゃいました。



３月と一緒で、お隣が人生ゲームの国領様がいらして、話し込みをしてしまいました(;^_^A
もうジャポニカの旦那は、ヘタレ目線で見ると楽しいよ～と、燃えまくってました♪
いや、もうそれ以外にもたくさんお話(一緒にいらしたお友達様とも)しました！！

幸せ～
またハレビやジャポニカ燃え出来てめっちゃ嬉しかった♪


が、桜岡さん…
ただでは終わらない人で…
ちょっと買い物でナカナカ戻られないスペース様を待ってしまったせいで、国領様にも来てくださった方にもご迷惑をかけてしまい、申し訳ありませんでした(T.T)


ヘタレな本をてにして頂きまして、ありがとうございました。
少しでも、気に入って頂けた箇所がありましたら、嬉しく思います。



さて。
イベ撤収の後は、梅田で師匠とお食事して帰ってきました。
二週間後にまた、師匠のお世話に…
初めてバサラの舞台、見に行ってきます☆
師匠がチケット獲得に燃えてくださって、桜岡さん便乗←をい！
自分的おしゃれして行くのだ！！



写真は、スマホでまだ撮り方がちゃんと分かってないカメラで撮りました。
サイズちっちゃいかもですが、お昼に食べたランチと、暑い～とわがまま言った桜岡さんに付き合って下さったアイス☆

それと師匠に頂いたおやつと、ハンドメイドの指輪、買っていただいちゃいました♪
おっきくて凄い可愛いっす～えへへ♪



そんなこんなで、今日はお疲れ様でした…な日記でした。
今、あいぼー流しながら日記していたので、あんまり内容が分からずで…失敗した←レンタルしよ。苦笑。

なんとか…

月一回の美容院に朝イチから出掛けていた桜岡です。

きれいさっぱりして、昼食がてらに入ったお茶屋さんで、残りの下書きを仕上げてきました。

やっぱりスマホで打ち込むのは今回、厳しいなと思って久々に紙とペンで下書きをしました。
まぁ、これが当たり前なんですが、わたしは当たり前をすっ飛ばす(笑)←笑うな。



これから帰宅して、時間のかかる打ち込みします私、物凄く遅いんです…キーボード叩くの。



とりあえず何とか打ち込みも終えたら、サクナル一冊もって行けるんで…闘ってきます！！

今回、何時もと毛色が違う話になりました。
少し血なまぐさい表現もあるし、桜井さんがどちらかと言うと可哀想です(T.T)
自分で書いていて『酷い書き手やな』って思ったくらい。苦笑。

でも、丸くは収まるんですけどね(笑)




そんなわけで、のこり頑張ってきます…
打ち込み早い方、隣で文章読み上げるから、代わりに打って～と泣きたいのは山々っす…←なら早く作業しろ！！