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そんな訳で…昼寝話。
このネタは大量に使っているので……どっかと被ってたら笑って下さい。
ぜっったい被ってるはず←物忘れ激し過ぎ(涙)


リハビリがてらにカツアキだったりします。



でわ……









きらきらひかる。
ひかりのかがやき。
きらきらひかる。
きみのうたごえ。





「……またサボってる」

彼の姿を見付けたのは、体育館の裏……木々に埋もれた芝生の上だった。
気持ち良さそうに木陰で眠るその姿に怒りはなく、諦めの方が先に立ち溜め息を吐いてしまう。

「羨ましいよ、こんな時に」

夏の最中、いくら木陰で多少は涼しいかも知れないが、ここまで熟睡できるものだろうか……

(……しまった。この暑さは『味方』だった)

その事に気付き苦笑いを浮かべた俺は、真上から寝顔を見下ろした。
声で耳が痛くなるくらいに蝉が鳴いているのに、それすらも味方なのか平気な様子で寝息を立てている。
見渡すかぎりの青空へと戴冠した太陽。
その光は、木漏れ日となり至福だともの言う寝顔へ降り注いでいた。





(本当に気持ち良さそうだ……)

無防備で幸せいっぱいの寝顔を飽く事なく見ていると、欠伸を一つ二つと噛み殺すことを覚える。
この至福そうな誘惑に負けていけないと闘い続けていた白と黒の心。
ついに、寝息に引き寄せられてしまい白の心は姿を隠してしまった。

(……ミイラ取りがミイラになってしまった……)

――――すみません。
勝太を探して来いと命令を下した先輩達に謝る。
まだ目を覚ます気配の無い彼と同じように……その傍で身体を横たえ目を閉じる。
周りの景色が見えなくなると、意外にも暑さや蝉の音も気にはならなかった。
その代わりに隣で眠る勝太の鼓動が、微かではあるが耳に届けられる。
穏やかに心地好く響くその音は、優しく歌う声の様に聞こえた。

(……あぁ、気持ちが良い……君の鼓動は、本当に優しい声だ……)

そして――――
目を閉じていた俺は、勝太と同じように深い眠りへと堕ちて行く。





うたのこえ / 20090720




久々にケータイで書いたものをUp。
やっぱり使い慣れないとナカナカ大変。
変換が…やり慣れなくて二度三度と手間踏んでイーッ!!となったり。苦笑。



この手の『お昼寝ネタ』は何処でも書いてますけど~パターンが一緒でスミマセン!!
寄り添って眠る姿が好きなだけなんです(笑)





昨日、先輩と出かけて色々話をしていたのですが……主語や名前が殆ど出てなくても分かる文章を書いてみたい……なんて題で盛り上がった。
その勢いで書いたのが、この話。


やっぱりアチキには無理でした…先輩(汗)



駄文、お付き合い…ありがとうございました!!
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